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無痛分娩でも陣痛の痛みはあります!30時間かけた無痛分娩の体験談

妊娠・出産(体験談)
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私は34歳で出産しました。痛みにはめっぽう強いのですが、年齢のことを考えて産後の体力回復が早いと言われていた無痛分娩を選択しました。

麻酔を打ち、促進剤を注入するも子宮口は開かず余裕で過ごしていました

入院当日の朝、ドキドキしながら夫の運転する車に乗りました。「やっと会えるね。」とおなかをなでながら赤ちゃんに話しかけつつ、8時に病院へ到着。

そのまま軽い検診をして、「それじゃ、早速、始めるねー。」と先生に言われました。

「あっ、もう始まるのね。」と展開の速さに驚きつつ、私はベッドに寝かされました。促進剤を入れる準備や麻酔を入れるルートの確保など、順を追って説明を受けながら処置が進んでいきました。

麻酔を注入するための管を背中に刺すときは痛いかも、と言われていましたが、もともと痛みに強い私は難なくクリア。

ちなみに子宮口はぴっちり閉じていたようで、「促進剤を使っても時間かかるかもね」と先生に言われていました。

午前中から促進剤注入。まだこのころは余裕で夫と談話していました。少ししてからおなかに違和感が出てきました。モニターを見ながら「陣痛が始まってきたね」と先生が言いました。

まだまだ余裕です。でも午後になっても子宮口は2センチしか開きません。15時ごろになって会話もなくなり、夫が分厚い歴史の小説を読みだしました。

その間、私より後から来た人が分娩室に入り、すぽーんと出産を終えたので、私は心の中で「おめでとうございます!」とお祝いの言葉を送っていました。

「麻酔はいつ打ってくれるのかなぁ。もうけっこう痛いんだけど」と思い先生に聞いてみました。

すると「子宮口が8センチくらい開かないとだめだよ。開いてないうちに麻酔打ったら、子宮口開かなくなるよ。」と言われました。「ずいぶん先の話なんだなぁ。」と、気が遠くなりかけました。

じわじわと進む陣痛の痛みで夜は眠れず、ひたすら耐えていました

結局、この日は子宮口が5センチまでしか開きませんでした。明日、仕切り直しましょうということで促進剤もストップ。夫は家に帰り、私は個室で一人、ご飯を食べました。

ただ促進剤はストップしてもじわじわと陣痛は進んでおり、夜は痛みでほとんど寝られなかったです。

例えるなら、おでこに水滴をずーっと垂らされているような感覚。眠くなっても痛みで起こされる感じです。

横になっても痛くて、修行僧のように座って肛門にテニスボールをあてて、痛みを逃しながら一人の夜を過ごしていました。

ちなみに、陣痛ってピンポイントで5か所が痛いんです。左右の太ももの付け根、左右の腰、そして肛門。

個室だったのでひたすらTwitterで陣痛と戦っている自分をつぶやいてみたけど、夜中だったので誰もからんでくれず。

寝落ちしそうなのにまた陣痛で起きたり、時計を見てもまだ10分も経ってなくて絶望したり、本当に孤独な闘いでした。

麻酔で30分は楽になるも、普通にある陣痛の痛み。夫は横で写真撮影

翌日、7時くらいに助産師さんが様子を見に来てくれました。「あら!もう7センチまで来てるじゃない!陣痛進んでたのね」と言われ、再度処置室へ向かいました。

促進剤なしで様子を見るも、やっぱりお産の進みはゆっくりです。しばらくしてから助産師さんが「ちょっと卵膜はがすよー。」と言って、いきなり手をぐいっと、多分子宮内まで入れてきて指をぐるっと回し出しました。

子宮にぴったりくっついている卵膜をはがして、赤ちゃんが動きやすい環境を作ったのかもしれません。びっくりしすぎて、もう何されてるんだかわからない状態でした。

でも陣痛の痛みでそんなことされてもあまり痛さは感じていない自分にもびっくりしました。

そして、その刺激でやっと子宮口が8センチ開き、麻酔の時間がやってきました。「さあ!麻酔よ!この私の苦しみを取り除いておくれ!やっと楽になれる!」とかなり期待していた私。

しかし、すべての痛みが取れるわけでなく、体を縦に割ったとして、右か左の痛みが消えるという感じでした。ちなみに肛門の痛みも左右で半分ずつ取れる感覚です。

1回目の麻酔が右太もも付け根、右腰、右肛門なら、2回目の麻酔は左太ももの付け根、左腰、左肛門という具合です。

いや!そういうのを期待していたのではなくて!全体的に、もっとふわっと痛みが消えるものだと思っていました。

でも、文句を言う余裕がなく、しかも30分くらいすると麻酔が切れてきます。

「あの、ちょっと痛みが戻ってきたんですけど・・・」と訴えると、「あんまり連続で麻酔って打てないからね、ちょっと時間おくよ。」と言われる始末です。

結局、麻酔が効いてから30分は楽ですが、残り30分は普通に陣痛に耐えてるという状況でした。

「少しだけでも、痛みが和らげば、気持ちに余裕を持てる。」と自分を慰め、陣痛に耐えていたその時です。

陣痛に耐える私に向けて、夫がカメラのシャッターを押しました。誕生の瞬間をおさめるべく、8時ぐらいに病院に到着していたのです。

デジタル一眼レフカメラの「バシャッ」という音に無性にイラっとくる私。しかし夫は「うん!充電も大丈夫!」と満足そうだったので、もう放っておきました。

助産師さんが「腰をさすってあげるね」とやってきてくれて、マッサージもしてくれたのがとてもうれしかったです。

その時に「産まれてくる赤ちゃんはきっと本の虫になるね。旦那さん昨日すごい本読んでたもんね。」と助産師さんに言われました。

何度かその話をされたので、私は「あれ?もしかして遠回しに「奥さんのことをいたわってやれ」と言っている?」と邪推しました。

助産師さんがいなくなった後に、夫も「俺、もしかしてディスられた?」とオロオロしていたので、やっぱり気のせいではなかったようです。

麻酔のせいか力が入らず、吸引分娩へ。この時はまだ余裕がありました

もう一度子宮口を確認しにきた助産師さんに「あ!もういけるね!分娩台に移動しよう」と言われ、私はあれよあれよという間に台の上へ。

「はい、いきむよー。」という掛け声のもと、産婦人科で教わったソフロロジー法で大きな声を出さず呼吸でいきみます。

何度かは「上手だよー。」と言ってくれましたが、どうやら麻酔の影響で大事なところにうまく力が入れられず、赤ちゃんが出てこれません。1時間ほど頑張りましたがダメでした。

そこで「吸っちゃおうか。」という先生の指令のもと、吸引機が登場です。

ちらっと見せてくれましたが、トイレのすっぽんみたいな形で「うん、よく吸えそうだ」と私は妙な感心をしてしまいました。

直後に先生は「ちょっと、上からも押そうか。」と助産師さんに指示しました。「押すって何?」と思った矢先、私の体の上にまたがる助産師さん。

「えっ!ちょっと」と思った矢先、助産師さんがこぶしを握り、胃のあたりから下方向に向かってぎゅーーーーーーーっと体重をかけてきました。

上から助産師さんに押され、下からは吸引。酸欠で意識が飛びそうでした

あまりに尋常でない力の入れ具合に、肺の空気が一瞬にして絞り出され、呼吸困難になりかける私。陣痛の波に呼吸を合わせなければいけないのに、その一押しのタイミングが微妙にずれてしまいます。

ろくに息も吸えない状態から、また肺の空気を絞り出されるため、私は軽い酸欠状態で意識が飛びかかりました。

助産師さんの「大丈夫!?」という声で意識を取り戻し、必死に呼吸を整えようとする私。

その瞬間、「旦那さん、押してみます?」とさわやかに提案された夫は「いやっ!無理です・・・!」とびびりまくりの返答でした。

その間に吸引機も装着され、「それじゃ、もう一回いくよ」の声。このころにはもう自分がどんな状態だかよく分からなくて「もう、なんでもいいから早く出して・・・。」と思っていました。

下からは吸引機で吸われ、上からは親の敵かと思うくらいの強さでおなかを押され、もう何の痛みだかよくわからない状態になっていた時、「はい!出るよー!」と先生の声。

その瞬間下からにゅるんっと何かが出た感触がありました。赤ちゃんの泣き声が聞こえてきます。そのとき私は感動というより「やっと終わった・・・。」という感想しか出てきませんでした。

赤ちゃんに会えて一安心。空気が読めなくても立ち会ってくれた夫に感謝

夫は準備万端だったカメラで、産まれてきたばかりの息子の写真や動画を、うれしそうに撮りまくっていました。

血が苦手なのに立ち合い出産をしてくれた夫。もうそれだけで、空気を読まない試し撮りも、分厚い小説も、私にとってはどうでもいいのです。

産まれたての赤ちゃんを抱っこした瞬間、「あぁ、やっと会えた」と思いました。30時間かかった出産はようやく終わったのです。

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妊娠・出産を控えている方へのメッセージ

無痛分娩といっても、今回私の経験した無痛分娩は「和痛」と言われる部類に入るのではないかと思います。

恐らく病院によって痛みの和らぎ方が違うと思います。無痛分娩を考えている方は、そのあたりを病院にしっかりと確認したほうがいいかもしれません。

妊娠・出産を経験して、また子供を産みたいという気持ちになりましたか?

出産後すぐは考えられなかったけど、今はもう一度産みたいと思っています。

うさぱんださん(38歳、神奈川県相模原市、夫41歳、子供3歳)の「妊娠・出産」体験談

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